古き良き時代のお店 郷愁ただよう味にふれる

モンテ内牧_パイシュー

今はもう、こんな素直な味わいのパンは少なくなった。昭和を彷彿とさせるレトロな味。駄菓子を食べるときの喜びにも似たノスタルジーな味わい。また、作りこみが豪快でごついところにも時代を感じる。

いささか無骨な面もあるが、洗練された都会的なパン屋さんにはない、田舎らしいパンが楽しめるお店だ。

モンテ内牧_サンドイッチ

王道まっしぐらのシンプルな「タマゴサンド」(左)

ゆで卵をほぐした「たまごサラダ」タイプ。マヨネーズとたまごそのままの思い切りがいいストレートな味。そこに後から、かすかにからしの風味がやってくる。雑味のないこのシンプルさは、今では少なくなりつつある。なんとも懐かしい味だ。

おじいちゃんが孫のために作ってくれたような手作り感。口のまわりをマヨネーズだらけにしながら、ほおばりたい。
180円と良心的な価格もいい。

『モンテ』らしさを一番感じる「ハムポテトサンド」(右)

ハム&ポテトサラダ、野菜とゆでたまごスライスが入ったサインドイッチ。
ビジュアルをあまり気にせず、ドドーンっと豪快に具材を挟んだというより、詰め込んだというような面持ちは、「よし!食うぞ!」という気持ちをかき立てる。

見た目よりもあっさりとしたポテトサラダを軸に、ハムとたまごが素直に絡んでくる。野菜のシャキシャキ感もいいアクセントになっていて、自然な味わいだ。
納得のいくジャガイモが仕入れられないときには作らないというこだわりよう。
ハムポテトサンド 280円。

チーズがたっぷりすぎる「トマトとベーコンピザ」

モンテ内牧_ピザ

ピザパンも例にもれず豪快だ。フチのギリギリのところまで、しっかりとソースや具材が乗っており、その上にマヨ&チーズがドーンっと盛られている。「インスタ映え」なんてどこ吹く風。

濃厚なマヨ&チーズにほのかな酸味のピザソース。具材がひしめき合った力強いこの味は、決してピザ屋さんでは食べられない体育会系のピザパンだ。
1カット150円。丸々1枚分買っても1,200円。

スイーツ系なら「ジャンボパイシュー」

モンテ内牧_ジャンボパイシュー

ふっくらとしたパイ生地に、オリジナルのクリームをムニュっと注ぎ込まれた「モンテ」のスイーツ系パン。
あっさりとした甘みがほどよい。クリームは、しっとりとしていてパラパラとほどけるパイ生地とのなじみもいい。飾り立てない味が、昔ながらといったところ。

ゲストのエデンちゃんもご満悦。これを目当てに来る女子もちらほら見かける。

豪快さとレトロ感、ラフな感じまでもがモンテの持ち味

モンテ内牧_店主

店主さんは、今では少し腰が曲がっているが190cmはありそう。元ラガーマンでスクラムの2列目に位置するセカンドロー。長身かつパワーのある選手が多いポジションだ。そんなところがパンづくりにも表れているのかもしれない。ラーメンで言えば二郎系のような豪快さが魅力的

店も商品もリアルな昭和感がムンムンとしている。でも、一周まわってそれがいい。むしろ変わらずそうあり続けてほしい。また、サンドイッチの写真をよく見直すとわかるが、袋が後ろ前になっているのは、ここでは日常の風景。

思わずツッコミそうになるかもしれないが、それも愛嬌と思えてしまう素敵な店主さんなのだ。その反面、お洒落さや新しさ、丁寧さを求める方には、不向きかもしれない。

モンテ内牧で、阿蘇旅の目が変わる

何も知らずに『モンテ内牧』に行くと、正直「あれれっ?」と感じることもあるかもしれない。だけどそれも、あの頃のまま今も残っているんだなぁと懐かしもう

古き良き時代のノスタルジーに触れ、懐かしい味を体感し、ちょっとしたことは笑い飛ばせれば、「思い出に変わる今」への興味に目が向く。さらに豊かな旅になるだろう。
言葉にすると何だか大げさに聞こえるけれど、簡単に言うと「昔の懐かしい学校給食を食べに行く感覚で楽しんでみよう!」ってこと。

モンテ内牧_パン

「モンテ内牧」の店舗詳細はこちら

エデンちゃんゲスト:エデンちゃん
AsoBeeの撮影モデル&モニター役を受け持ってくれるゲストさん。撮影アシスタントやムードメーカーにもなってくれる頼もしい助っ人。アクティビティとスイーツに目がない元気いっぱいの女の子。

あぷろ撮影協力:アプロちゃん(Aso project)
AsoBeeの写真撮影を手伝ってくれる阿蘇の写真家。阿蘇の自然美を中心に、地元グルメや地域イベントなどを撮影している。写真を通じて阿蘇の魅力を伝える活動も行っている。

うっちー記事:ウッチー
旅とグルメが大好きな「民宿あそ兵衛」のWeb担当でAsoBeeの管理人。20代のころにバイクで全都道府県ツーリングの旅へ出る。そのときに熊本・阿蘇に惚れ込み移住する。大好きな阿蘇をみんなにも知ってほしいという想いから当サイトを立ち上げる。

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